「きつね森の山男」
馬場のぼる 作
こぐま社
アツアツ大根、暖房いらず!
きつねの森に住むことになった、どんなに寒くてもへいちゃらな山男のお話です。
寒がりのお殿様がきつねを捕らえ毛皮にしようとしますが、それを阻止しようとする山男の面白おかしい奮闘に、お話は大逆転します。
やさしくて面白い山男は冬でもまるで裸!
そんな丈夫な体の秘訣は「ふろふき大根」でした。
山男がお殿様のために豪快に作るふろふき大根をお城のみんなでほおばる姿に、読んでいる方もほっこり気分になります。
作者の馬場のぼるさんの可愛らしく面白い絵もわくわくしますし、少し長めのおはなしの中に散りばめられたコミカルな比喩の表現が絵本を飽きさせません。
暖房いらずになり、あったまったお殿様の変容ぶりに大注目!
読んでいる方も聞いている方も笑って楽しんで、ぽっかぽかになりますよ。
冬にぴったりの絵本です。

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