ふんわりと夢を叶えるおばあさん

「だってだっての おばあさん」
佐野洋子 作・絵
フレーベル館

 

ふんわりと夢を叶えるおばあさん

 

99歳のお誕生日のロウソクが5本しかなかったため、一緒に住んでいるねこと同じ5歳の気分になってしまうおばあさんのお話です。

 

お誕生日のケーキに5本のロウソクを立てて、ねこと2人で何度も数えます。

楽しそうにわくわくしながら。まるで5歳になる呪文をかけているかのよう。

そのロウソクを数えるシーンのページは明るく、とても象徴的です。

「さあここからよ」と作者は言っているかのよう。

 

すっかり5歳の気分になったおばあさんに素敵なことが起こります。

ぴょんと飛んで小川を飛び越えたり、お魚を川で釣って見たり。

おばあさんは、まるで5歳の子どもになってしまったのです!

 

夢を叶える事って、案外こんなワクワクから生まれてくるんじゃないかな。

ふんわりと色んな事が出来てしまったおばあさんに、勇気をもらえるのは子どもだけではないような気がします。

絵本のあとがきのところに、作者は近くに住むおばあさんたちにあてたものだと書いてあります。

 

大人も子どももエイジレスで心が軽くなり楽しめる、とても素敵な絵本です。

 


ABOUT ME
bun
絵本に追いかけられた母