赤とモノトーンの構図のマジック

「りんごがひとつ」
いわむらかずお 作
童心社

赤とモノトーンの構図のマジック

なっちゃんがりんごを持って丘の上へ行き、うっかりりんごを落としてしまいます。

りんごがころころと丘を転がり落ち動物たちと追いかけ、最後はあたたかくてきゅんとするかわいい絵本です。

しかーし、かわいいだけと思ったら大間違い。

この絵本のすごさは全てのページの絵の構図にあるのです!

白と黒のモノトーンの絵の中で、赤いりんごが絶妙なポジションにあります。

ころころ転がるりんごが絵本からこぼれ落ちそうな速度で転がっているように見えるのです。マジックのように!

作者の方は絵本に一生懸命素朴さを表現されていますが、大人は見逃さないぞ、と思います。

聞いている子どもたちは素直にりんごを体感するのでしょうね。

ああ子どもはえらいなぁ。

汚れた大人は(すみません私です)作者がこのモノトーンの配色にされたことも、緻密な計算からだろうと推測してしまいます。

かっこいい絵本だなぁと思います。

 

申し訳ないので原点に戻りますが、きゅんとする素敵なかわいい絵本です。

 


くだもの
家事に疲れた大人のお楽しみ大地の栄養を赤ちゃんと感じます。...
ABOUT ME
bun
絵本に追いかけられた母